いにしえに思う

武士道と武家屋敷と

ブログ作者は、つい最近まで自分の住む川越市内に武家屋敷なるものがあることを知りませんでした。前回の記事「七曲り、八起き」でも少し触れた「永島家住宅」がそれですが、解説によれば川越市内だけにとどまらず、埼玉県内でも当時に近い状態で残る武家屋敷...
いにしえに思う

七曲り、八起き

川越市内に「七曲り」と呼ばれる古い町割りと道があります。三久保町永島家住宅前にある解説版に次のように説明されています。七曲がり川越城下の武家地は、城の近くに上級武士、離れるに従って中・下級武士、街道筋には足軽屋敷が配置されいた。こうした構成...
いにしえに思う

教訓・責任なき戦い

大変に暑かった夏も終わり、速いもので10月になりました。これも異常気象の影響なのでしょうか、立て続けに台風が日本に上陸や接近をしています。先月、「戦争と人間」という映画のDVDをみました。1970年代前半の作品で 五味川純平原作 山本薩夫監...
いにしえに思う

波乗弁財天像を訪ねました

古い道標を探しに関東各地を旅しています。古い道標は石仏に道標銘が刻まれていることが多くあります。古い道標の情報はネット検索で見つかることもありますが、しかしその多くは現地の図書館など郷土資料から探すことが殆どです。石仏や道標をホームページや...
古道

阿津賀志山防塁と国見峠長坂

福島県国見町の国指定史跡「阿津賀志山防塁」と奥州道中遺跡「国見峠長坂」を訪れてみました。国見町は福島県の北端に位置していて宮城県との県境となっています。東には阿武隈川が流れ、信達盆地の肥沃な土地に恵まれた町ということです。この地は昔から交通...
石造物

図像板碑を訪ねる

板碑に図像が描かれているものがあります。板碑は仏教の卒塔婆でありますからそこに描かれている図像は仏である訳です。板碑の種子で最も多いのがキリーク(阿弥陀)ですが、図像として多いのはやはり阿弥陀像です。ここでは埼玉県内の図像板碑の傑作を幾つか...
遺跡

桜の咲く多賀城跡を散策しました

4月中旬に東北地方の史跡巡りで多賀城跡へ行ってきました。多賀城がどんなところかは、下記の宮城県多賀城跡調査研究所のホームページをご参照ください。関東では今年の桜は、「あっ」というまに開花して散ってしまいました。桜の花もよく見ない間になくなり...
石造物

川越市小仙波町の馬頭観音道標

数年前から江戸時代の道標を写真撮影し、簡単に計測したデータと共に岡山大学名誉教授の馬場俊介先生へ送る作業を続けています。当初は川越市とその周辺だけで終わる予定でしたが、県外の東京都・神奈川県・群馬県・栃木県・茨城県と遠方にも道標を探して旅し...
その他(一般)

東京国立博物館の特別展へ行ってきました。

「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」という特別展が東京国立博物館で行われています。ブログ作者は昨年に「運慶」という特別展で国立博物館へ訪れていました。今回はそれから約3ヶ月振りになります。ブログ作者は昭和48年に同じ国...
古道

東松山市の鎌倉街道跡碑

東松山市の東武東上線高坂駅から西の岩殿と田木の境に「鎌倉街道の碑」が立っています。この碑はあまり知られていないようですので少し触れておきたいと思います。近年、高坂駅周辺は土地区画整理などで景観が以前と大きく変わっています。駅の東側には日光脇...