石仏に魅かれて

歴史に関連したもの、文化財などは学生の頃から興味がありました。石仏も当然ながら文化財ではあるのですが、考えてみれば石仏そのものに特に関心をよせたことはこれまで殆どありませんでした。石仏といっても様々な分類・種類があり、簡単には説明できるものではありません。

仏像には大いに興味がありました。古都奈良の寺院の仏像は学生の頃からのあこがれでしたが、私の周りの学生達は、仏像とか文化財についてあこがれているなどと話す変わり者はいませんでした。

そのように仏像に興味がありながら、何故か同じ仏像でもある石仏にはあまり関心がなかったのはどうしてなのか。近所のお寺や神社や道端などどこにでもあり、石仏の殆どが古くても江戸時代というところが私には関心を寄せつけられなかった理由だったのかも知れません。

しかし、最近或るきっかけで石仏を調べることを始めました。当初は事務的だった石仏調査も石仏と出会う回数が増えてきて、今まで気がつかなかった石仏の魅力にとりつかれることになったのです。

これからは、そんな魅力的な石仏を沢山紹介してゆきたいと思います。